2017年12月15日金曜日

18年 巨人vs南海 12回戦


11月2日 (火) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 3 0 0 0 0 0 0 4 巨人 53勝27敗2分 0.663 中村政美 藤本英雄
1 0 0 0 0 1 0 0 1 3 南海 26勝55敗2分 0.321 政野岩夫 清水秀雄

勝利投手 中村政美 4勝5敗
敗戦投手 政野岩夫 0勝3敗
セーブ     藤本英雄 3

二塁打 (南)長谷川、岡村
三塁打 (巨)青田、中島

勝利打点 中島治康 8


中島治康、決勝三塁打

 南海は初回、一死後猪子利男が四球を選んで出塁、岡村俊昭もストレートの四球を選んで一死一二塁、鈴木芳太郎は中飛に倒れるが、堀井数男も四球を選んで二死満塁、中野正雄が10球ファウルで粘り、中村政美に14球投げさせて押出し四球を選び1点を先制する。

 巨人は2回、先頭の青田昇がライト線に三塁打、川畑博の右前タイムリーで1-1と追い付く。

 巨人は3回、先頭の呉昌征が四球から二盗に成功、白石敏男も二盗を決めて無死一二塁、中島治康がライト線に三塁打を放って二者還り3-1と勝ち越す。ここで南海ベンチは先発の政野岩夫から清水秀雄にスイッチ、小暮力三は三振に倒れるが、中村政美が中前にタイムリーを放って4-1とする。

 南海は6回、先頭の中野正雄がストレートの四球で出塁、八木進の左前打で無死一二塁、清水の右前打で無死満塁、巨人ベンチはここで先発の中村政美から藤本英雄にスイッチ、長谷川善三が打撃妨害を受けて三走中野が還り2-4と追い上げる。

 巨人は7回、先頭の小池繁雄が死球を受けて出塁、しかしピッチャー清水からの牽制にタッチアウト、呉も死球を受けて一死一塁、白石敏男の中前打で一死一三塁、しかし中島の投ゴロが「1-6-3」と渡ってダブルプレー。

 南海は9回裏、先頭の岡村が左中間に二塁打、鈴木は三振、パスボールで岡村は三進、堀井の二ゴロの間に三走鈴木が還って3-4の1点差、しかし中野に代わる代打別所昭が三振に倒れてゲームセット。

 中村政美は5回3分の0を投げて8四球を出すが、藤本英雄のリリーフを受けて4勝目をマークする。

 南海二番手の清水秀雄は7回を投げて4安打2四球2死球7三振無失点であった。

 

2017年12月14日木曜日

11月2日


 お伝えしたとおり、昭和18年11月2日、景浦将が生涯最後のホームランを放ちました。

 その9年前、昭和9年11月2日にベーブ・ルースが来日しました。

 そしてその24年後、昭和33年11月2日に私が産まれました。

 すなわち、景浦が最後のホームランを打った15年後の11月2日が私の誕生日です。



 

18年 阪神vs西鉄 11回戦


11月2日 (火) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 阪神 41勝33敗6分 0.554 若林忠志
0 0 0 0 1 0 0 1 X 2 西鉄 37勝35敗8分 0.514 野口二郎

勝利投手 野口二郎 23勝12敗
敗戦投手 若林忠志 24勝13敗

二塁打 (西)富松

本塁打 (神)景浦 3号

勝利打点 なし

猛打賞 (西)野口明 3


景浦将、生涯最後のホームラン

 阪神は2回、先頭の景浦将がレフトスタンドにホームランを叩き込んで1点を先制する。

 西鉄は5回、先頭の富松信彦がライト線にに二塁打、中村民雄の遊ゴロの間に富松は三進、山田秀夫が中前に同点タイムリーを放って1-1とする。

 西鉄は8回、一死後野口二郎が二遊間にヒット、野口明の右前打で一死一二塁、黒沢俊夫はストレートの四球を選んで一死満塁、富松の一ゴロの間に三走野口二郎が生還、これが決勝点となって西鉄が2対1で勝利する。

 野口二郎は7安打1四球4三振の完投で若林忠志との投合いを制し23勝目をあげる。兄の野口明が4打数3安打で猛打賞を記録した。

 1対1の同点で迎えた西鉄8回裏の攻撃、一死満塁から富松信彦の一ゴロの間に三走野口二郎が生還しているので、通常であれば富松に勝利打点が記録されるところですが、この一打で富松に打点が記録されていいないので当然にして勝利打点も記録されない。

 異例なケースなので、「雑記」」欄の記載について詳しく説明させていただきます。
 例によって山内以九士による判読し難い字で書かれていますので若干の推測も含まれます。富松の一ゴロは、ファースト景浦将がきちんと捕球していれば併殺又は本塁封殺が可能であったとされて富松に「打点」が記録されませんでした。ならばファースト景浦に「失策」が記録されるはずですが、打者走者の富松を避けたことによるものと判定されて景浦には「失策」は記録されていません。以上の経緯から、ピッチャー若林忠志にも「自責点」は記録されていません。ということで、当ブログが独自に算出している「勝利打点」も「なし」という結果となりました。


 景浦将が放った第3号ホームランは、戦前最強のスラッガーとも言われる景浦にとって、生涯最後のホームランとなった。

 

2017年12月12日火曜日

18年 大和vs阪急 12回戦


11月2日 (火) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
4 0 0 0 1 0 0 1 0 6 大和 34勝42敗6分 0.447 片山栄次 金子裕 石田光彦
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 阪急 30勝51敗2分 0.370 笠松実
 
勝利投手 片山栄次 12勝19敗
敗戦投手 笠松実      9勝14敗

二塁打 (和)小島2 (急)松本

勝利打点 小島利男 3

猛打賞 (和)小島利男 3


小島利男爆発

 大和は初回、先頭の木村孝平が四球を選んで出塁、岡田福吉は中飛に倒れるが、キャッチャー安田信夫からの一塁牽制が悪送球となって一走木村は一気に三塁に進み、小島利男が左中間に二塁打を放って1点を先制、高橋吉雄の三ゴロをサード伊藤健一が一塁に悪送球して一死二三塁、小松原博喜のレフト線タイムリーで2-0として一死一三塁、小松原が二盗を決めて一死二三塁、木下政文が中前に2点タイムリーを放ってこの回4点を先制する。

 大和は5回、一死後岡田の当りは三ゴロ、これをサード伊藤がエラー、岡田が二盗を決めて一死二塁、小島が中前にタイムリーを放って5-0とする。

 小島利男は3回の第2打席でも左中間に2打席連続となる二塁打を放っており、これで猛打賞となった。

 大和は8回、先頭の高橋が左前打で出塁、小松原は四球を選んで無死一二塁、木下の遊ゴロで小松原が二封されて一死一三塁、鈴木秀雄の左犠飛で6-0とリードを広げる。

 大和先発の片山栄次は7回まで阪急打線を4安打1四球1三振無失点の好投。ところが大和ベンチは8回から今季初登板となる金子裕をマウンドに送る。

 阪急は8回、先頭の遠山晴富に代わる代打高橋敏が四球を選んで出塁、伊藤に代わる代打大平茂の二ゴロの間に高橋は二進、トップに返り山田伝はストレートの四球で一死一二塁、大和ベンチはここで金子に代えて石田光彦を三番手としてマウンドに送り、上田藤夫の三ゴロをサード木下が三塁ベースを踏んでから一塁に送球してダブルプレー。

 石田は阪急最終回の攻撃を三者凡退に退け、大和が逃げ切る。

 小島利男が4打数3安打1得点2打点、二塁打2本と爆発した。昭和初期の東京六大学野球全盛期における最大のスター選手であった小島利男はプロに入ってからは不遇であったと言えるかもしれない。今ではほとんど知られていない小島利男を伝える唯一の書籍は、妻である松竹少女歌劇団のスターであった小倉みね子(本名:小島千鶴子)が残した「小島利男と私 都の西北と松竹少女歌劇」のみである。

 

2017年12月11日月曜日

18年 第17節 週間MVP


 今節は24試合の長丁場。
 
 西鉄が5勝0敗1分、朝日が4勝1敗1分、阪神が4勝2敗、巨人が3勝2敗、名古屋が3勝3敗、阪急が2勝4敗、大和が2勝5敗、南海が0勝6敗であった。


週間MVP

投手部門

 西鉄 野口二郎 2

 今節3勝0敗1セーブ、2完封。西鉄快進撃を引っ張る。

 名古屋 野口正明 1

 今節2勝1敗1セーブ。野口兄弟ではありません。


打撃部門

 朝日 坪内道則 3

 2試合連続4安打を含めて24打数13安打、24打数13安打8得点4打点5盗塁

 西鉄 富松信彦 1

 26打数7安打3得点打点、V打2、真の殊勲打1
 西鉄 黒沢俊夫 3
 
 22打数10安打6得点3打点8四球

 西鉄 野口明 1

 23打数8安打6得点4打点6四球

 巨人 白石敏男 3
 
 20打数9安打3得点4打点4四球


殊勲賞

 南海 堀井数男 1

 21打数5安打3得点8打点

 名古屋 加藤正二 2

 10月27日の阪急戦で決勝スリーラン

 巨人 小池繁雄 1

 10月31日の名古屋戦で満塁走者一掃の三塁打

 阪神 金田正泰 1

 10月31日の阪急戦で決勝ホームラン


敢闘賞

 朝日 森本清三 3

 23打数8安打2得点4打点5四球

 名古屋 藤原鉄之助 2

 20打数9安打3得点1打点

 名古屋 吉田猪佐喜 2

 24打数10安打4得点

 西鉄 中村信一 2

 21打数6安打7得点2打点9四球

 南海 安井亀和 1

 22打数8安打2得点1打点


技能賞

 阪急 安田信夫 1
 
 10月24日の名古屋戦4回に2盗塁を刺す。10月30日の巨人戦でも初回に2補殺

 朝日 中谷順次 1

 10月26日の阪神戦で1安打ながら4打点

 阪急 高橋敏 2

 10月24日の名古屋戦で四番ピッチャー、完投勝利、勝利打点

 阪神 玉置玉一 1

 10月30日の名古屋戦で決勝タイムリーセーフティバント

 大和 木村孝平 1

 10月31日の南海戦で決勝スクイズ
 

2017年12月4日月曜日

Out Above Average


 外野守備の指標として「OAA」(Out Above Average)が注目されています。

 要は、外野守備では派手なダイビングキャッチなどには意味がなく、「スタート」が肝心であるという、40年前に私が現役であった頃からの常識が現在のメジャーリーグで再認識されているだけです。

 スタートが遅れただけのダイビングキャッチなどには何の意味もない。私が東京六大学野球準硬式リーグ戦で外野手時代、ダイビングキャッチもやったことはありますが、自分で最も納得のいく守備は、打者のスウィングから打球方向を読んで好スタートを切った時でした。「OAA」ですね(笑)。

 

カーブ復活


 肘に悪いと言われて日本では少年野球からカーブを禁じてスライダー全盛となっていますが、メジャーリーグでは「フライボール革命」に対抗するには「カーブ」が有効であることが立証されています。

 今季ワールドシリーズを制覇したヒューストン・アストロズは、打撃では「フライボール革命」、投手陣は各チームから「カーブの名手」をかき集めて成功しました。

 今、NHK-BSでやっていますからご確認ください。