2017年2月6日月曜日

18年 阪急vs名古屋 6回戦


7月16日 (金) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0   0   0  0 阪急 16勝27敗1分 0.372 笠松実 高橋敏
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0   0   0  0 名軍 25勝15敗4分 0.625 森井茂

二塁打 (名)金山

勝利打点 なし

森井茂、延長12回を零封

 阪急と名古屋による死闘は延長12回、0対0で引き分けた。

 名古屋は2回、一死後加藤正二がレフト線にヒットを放つが、二塁を欲張りレフト仁木安からの送球にタッチアウト。


 名古屋は3回、2本のヒットで二死一三塁のチャンスを作るが無得点。


 名古屋は4回、先頭の小鶴誠が左前打で出塁、吉田猪佐喜がストレートの四球を選んで無死一二塁とするが、加藤は中飛、芳賀直一は投ゴロ、藤原鉄之助は一ゴロに倒れて無得点。


 名古屋は5回、先頭の金山次郎がレフト線に二塁打、阪急ベンチは先発の笠松実を不調と見て高橋敏にスイッチ、森井茂の一塁線送りバントをファースト笠石徳五郎がダッシュよく飛び出して二走金山を三塁に刺し一死一塁、トップに返り石丸藤吉の三ゴロが「5-4-3」と渡ってダブルプレー。笠石のバント処理が光った。今節の「技能賞」候補ですね。


 名古屋先発の森井茂はスローカーブが冴え渡り、延長12回を7安打2四球3三振無失点に抑え切る。とにかく森井はコントロールが劇的に改善し、今がキャリアハイの状態にあります。


 阪急の二番手高橋敏は8回3分の0を2安打3四球3三振無失点とこちらも快心のピッチングを見せた。高橋敏は昭和14年から長く兵役に就き今季復帰してきたが、昭和14年4月、5月に連続して月間MVPに輝いた切れ味鋭いピッチングは色褪せていない。高橋は戦後はアマチュア球界に打者として復帰し、都市対抗では驚異的な活躍を見せることとなる。当ブログ開設以前は「Wikipedia」にすら取り上げられていなかったが、現在では「Wikipedia」の記載内容も充実している。その内容は、大半が当ブログからのパクリですが(笑)。




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